目標を実行に移す
計画は、アクション・プランおよび予算として具体化される。一方において、アクション・プランが、評価可能な目標に責任を付与する。誰が何をいつまでに行わなければならないかを規定する。
P.F.ドラッカー『経営者に贈る5つの質問』
5つの質問の最後、「われわれの計画は何か」に関する話です。
成果をあげるためには「実行」がともなう必要があります。そのために必要なものがアクション・プランです。アクション・プランは「誰が、何を、いつまでにやるか」を明確にしてくれます。
アクション・プランには2つの大切なポイントがあります。
一つ目は、「実行段階において何らかの役割を演ずべき者は、アクション・プランの策定に参画している必要がある」ということです。
「実行」に関わるすべての人がアクション・プランの作成に「参画」する必要があるのです。
二つ目は、「アクション・プランなるものはすべて、柔軟性を当然のこととしなければならない。」ということです。
アクション・プランを一度決めたら変更は許されないと思ってしまう人がいますが、そうではありません。
アクション・プランを決め、実行段階に入ると何かをする度に状況は変わっていきます。その変化した状況に応じてアクション・プランは変えてもいいのです。
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