まったくピアノを弾いたことがない人を３つのグループに分けて実験を行いました。

１つめのグループ
５日間、毎日２時間ピアノを弾いて練習する。
２つめのグループ
５日間、毎日２時間イメージトレーニングを行う。
３つめのグループ
５日間、何の練習も行わない。

結果、一番上達したのは、１つめのグループ。
３つめのグループは、当然のことながら全く上達しませんでした。
しかし、興味深いのは、２つめのグループも神経細胞のはたらきが向上していたということ。
さらにこの実験後、イメージトレーニングを行ったグループに２時間ピアノを弾いて練習を行わせてみると
なんと、１つめのグループとほぼ同じ程度まで神経細胞のはたらきが向上した。というのです。

わずか、２時間の練習で、５日間（１０時間）練習したグループに追いついてしまったというのです。

これは、「イメージトレーニング」の有効性を証明したハーバード大学のパスカル・レオーネ教授の実験で得られた結果です。

「イメージトレーニング」と言えば、スポーツ選手を連想される方が多いかもしれませんが、
私達ビジネスの世界でもそれは必要なものではないでしょうか。

チャンスは、そう簡単に訪れるものではありません。
しかし、そのチャンスをものにして、
ここぞ！という時に、しっかり結果を残すことが求められているのであれば。