関東甲信地方も梅雨明けしたようです。
熱中症にならないように、ご自身はもちろん周囲の方についても、無理をしていないか、異変がないかなど常に気をつけながら厳しい暑さを乗り越えたいところです。

昨年の職場における熱中症による死傷者は464人、うち死亡者は32人と例年より多く、死亡者の6割を占める建設業および建設現場に付随して行う警備業については、特に留意が必要となっています。

厚生労働省通知（平成28年2月29日　基安発0229第1号）では、屋外作業を中心に特に留意すべき内容が示されています。
建設業等に限らず、他の業種においても、また職場以外でも参考になります。

1　WBGT値（暑さ指数）の活用

・WBGT測定器の設置以外にWBGT値を求める方法として、環境省熱中症予防情報サイトでWBGT予測値・実況値を確認する方法があること
・上記環境省のサイトで、WBGT値の公表と併せて提供される個人向けメールサービス（無料）も必要に応じて活用すること

2　熱中症予防対策

(1)　休憩場所の整備等
(2)　作業管理（作業時間の短縮、熱への順化、水分・塩分の摂取、トイレに行きやすい職場環境の形成）
(3)　健康管理（産業医等の意見を求める、申出だけでなく発汗の程度・行動の異常等も確認、作業終了後の体温測定など）
(4)　労働衛生教育

（参考）

厚生労働省　通達（平成28年の職場における熱中症予防対策の重点的な実施について(平成28年2月29日　基安発0229第1号)
http://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-11303000-Roudoukijunkyokuanzeneiseibu-Roudoueiseika/0000125409.pdf

環境省「熱中症予防情報サイト」
http://www.wbgt.env.go.jp/