事業の定義
事業は、社名や定款や設立趣意書によって定義されるのではない。顧客が財やサービスを購入することにより満足させる欲求によって定義される。顧客を満足させることが企業の目的でありミッションである。したがって、「われわれの事業は何か」との問いは、企業を外部すなわち顧客と市場の観点から見て、初めて答えられる。
P.F.ドラッカー『マネジメント<上>』
「あなたが今行っている事業は今でも有効ですか」という問いを投げかけられたとき、どのように感じますか?
自社の事業をどのように定義するか、また、その定義は今も有効かどうかを問いかけることはとても重要です。
今の事業は、過去のある時点で、様々な要因を踏まえて選択したものです。しかし、その要因は日々変化しているはずです。
事業開始当初は有効だったものも、もしかしたら今では歪みが出ているかもしれません。
IBMやGoogleをはじめとした有名企業も、過去に事業の再定義を行い生き残っているという側面があります。
「われわれの事業は何か」という質問は次の2つの質問に分解することができます。
「われわれの顧客は誰か」「顧客にとっての価値は何か」
ぜひ一度、社内でこの問いについて議論してみてください。
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