技術の垣根
もはやいかなる産業、企業にも、独自の技術というものがありえなくなった。産業として必要とする知識が、馴染みのない異質の技術から生まれるようになった。
P.F.ドラッカー『ネクスト・ソサエティ』
以前は、技術というものはそれぞれの産業に属していました。
製鉄の技術は鉄鋼業で生まれ、鉄鋼業で使われたように、あらゆる分野で独自の技術が生まれ、使われてきました。
しかし、今は違います。
電話会社が必要としている、ファイバーグラスはガラスメーカーでした。
電子機器産業で無くてはならない存在となったトランジスタを開発したのはベル研究所です。
このように、技術の垣根はもはやありません。
皆さんの事業に必要な技術は他の産業にあるかもしれません。
逆に皆さんの事業で使っている技術が他の産業で活かせるかもしれないのです。
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