市場と顧客の現実
市場の現実から言えることは一つだけである。すなわち、事業にとって重要なことは、顧客の現実の世界、すなわちメーカーやその製品がかろうじて存在を許されるにすぎない外部の現実の世界を知ることだということである。
P.F.ドラッカー『創造する経営者』
商品コンセプト、顧客ターゲットなど、マーケティングでよく使う言葉、これらの言葉はどことなく企業目線だと思いませんか。
しかし、真に大切なことは市場と顧客の現実です。
ドラッカー教授は8つの現実を挙げています。
- 顧客と市場を知るのは顧客のみである。
- 顧客は合理的である。
- 顧客の企業に対する関心は些細なものである。
- 顧客とは決定権を持つ者、拒否権を持つ者である。
- 市場や用途から顧客を特定する。
- 顧客は満足を買う。
- 競争相手は同業者にとどまらない。
- 質を決めるのは企業ではない。
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