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コラム

人材育成

社員研修の受講者はレベルを揃えた方がいい!嘘・本当、どっち?!

社員教育のひとつとして研修を提案した際、よくでる質問に次の様なものがあります。

「受講者は同じレベルの人を集めた方が良いですか?」

「社員のレベルがバラバラなんですが、集まって研修して効果が出ますか?」

レベルがバラバラの受講者が集まって集合研修をすることの効果、皆さんはどう思われますか?

答えは、研修の種類によります。

以前の記事で、研修には2つのタイプがあるとお伝えしました。

スキル系の研修と仕事力系の研修です。

あくまで傾向ですが、スキル系の研修は受講者のレベルを揃えた方が効果が出しやすく、仕事力系の研修は受講者のレベルがバラバラでも問題がありません。

スキル系の研修

例えば、Excel研修をするとします。

スキル系の研修は、受講者のレベルに応じて内容が大きく変わります。Excelは全く初めてという人、普段から業務で使っていて基本的な表計算ができるという人、関数やマクロなども使いこなしている人、この3名では教える内容は変わってくるのは想像できるかと思います。

仮に、上記の様な3タイプの人が混在した状態で研修をするとどうなるでしょうか。

研修内容はどこかのレベルにあわせなければいけません。

例えば中間層にあわせたとすると、それよりレベルの高い人には物足りない、レベルの低い人には難しすぎるため、研修効果は少なくなってしまいます。

ということは、受講者のレベルはある程度そろえた方が効果が高いということになります。

仕事力系の研修

例えば、弊社のマネジメント研修の場合、そもそも受講者のレベルにあわせて内容を変更することはありません。厳密に言うと細かな調整はしますが、基本的な内容は変わりません。

マネジメント研修などの仕事力系の研修は受講生のレベルにかかわらず効果が得られます。

受講者それぞれが自分のレベルに応じて研修内容を吸収し、消化するためです。

また、レベルの違いによる視点の違いなどから、むしろ相乗効果が生まれることもあります。

ということで、受講者のレベルは揃えなくても効果が得られることになります。

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