チームで成果を出す第一の秘訣
私たちの多くがチームで仕事をしています。
会社などの組織で働いている人はもちろん、フリーランスの様な働き方をしている人も、最初から最後まで完全に一人で完結する仕事というのはあまりありません。
つまり、チームで成果を出すということが最大の課題とも言えます。
P.F.ドラッカーは次の様に言います。
成果を上げる秘訣の第一は、共に働く人たち、自らの仕事に不可欠な人たちを理解し、その強み、仕事の仕方、価値観を活用する事である。仕事とは、仕事の論理だけでなく、共に働く人たちの仕事ぶりに依存するからである。
P.F.ドラッカー『明日を支配するもの』
キーワードは、強み、仕事の仕方、価値観です。
これら3つについて、まずは自分はどうかを知りましょう。
次に、共に働く仲間はどうかを知りましょう。
最後に、それらを最大限に活用しましょう。
強み
生まれ持って生まれた資質や気質のようなものです。
他人が苦労しているのに自分は難なくできてしまうことは無いでしょうか。自分は特に意識していないのになぜか他人から褒められてしまうことはないでしょうか。
人よりよくできること、それが強みです。
ただし、いわゆる得意分野とは違うことに注意してください。
英語が得意、パソコンが得意など、後から習得できるスキルは強みではなく得意分野です。もちろん、得意分野も強み同様、仕事においては大切です。ただし、強みと得意分野は分けて考える必要があります。
仕事の仕方
ワークスタイルとも言われます。
仕事において目的、ゴールに辿りつくやり方は様々です。
例えば人に何か伝えるとき、口頭で伝える方がうまく伝えられる人と、文章で伝える方がうまく伝えられる人がいます。逆に、誰かから報告を受けるとき、口頭で聞いた方が理解できる人と、文章で読んだ方が理解できる人がいます。
また、ある程度テンプレートのようなものがあった方がやりやすい人と、何もない状態からの方がやりやすい人がいます。
大切な事は仕事の目的、完了後の状態です。そこまでのやり方は人それぞれなのです。
これは右利き左利きと似ています。自分が右利きだからといって、左利きの人に無理矢理右手で字を書かせるようなことをしていないでしょうか。
価値観
「お金」「美」「感謝」「尊敬」「責任感」
例えばこの5つの言葉を自分にとってより大切だと思う順番で並べてみてください。おそらく人それぞれでしょう。
人が大切にしていることは様々です。そしてそれは仕事観として仕事をする上でも表れます。このような価値観を他人に強制することはできません。
チームで成果を出すということ
強み、仕事の仕方、価値観を知り、それを最大限に活用します。
何に活用するかというと、組織の成果に活用するのです。共通の目的、ゴールに向けて各々の強みを活用し、各々にあった仕事の仕方でパフォーマンスを発揮しましょう。
そして、そこには共通した価値観が流れているのです。
ポイントは、組織の成果に向けて活用するという事です。
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