言っても伝わらない!そんなときのコミュニケーションのコツ
「説明したのに伝わってなかった。」
「何度も言ってるのになぁ。いまいち伝わってない気がする。」
組織にこんな悩みはつきものです。
今回は、なかなか伝わらないときのコミュニケーションのちょっとしたコツをお伝えします。
ヒントは以前のこちらの記事。
コミュニケーションを取る相手のワークスタイルを意識しているかが解決のカギとなります。
上記の記事でも書きましたが、人が情報を受け取るとき、口頭で聞いた方が理解できる人と、文書の方が理解できる人がいます。これは、どちらが良い悪いではなく生まれ持った特性みたいなもので、いわば利き手と同じです。
このことは言い換えると、口頭で聞いた方が理解できる人は聴覚情報を処理するのが得意で。文書の方が理解できる人は視覚情報を処理するのが得意ということです。
まずは伝える相手がどちらなのかを知りましょう。
最も簡単な知る方法は相手に聞くことです。ほとんどの人が情報の取得に2タイプある事を意識していないので即答はできないかもしれません。しかし、改めて考えると自分がどちらのタイプなのかはわかるでしょう。
さらにもう一つ。
人がものごとを記憶したり理解したりするときに重要な役割を担うのがイメージ(図)です。個人差はありますが聴覚情報にしても視覚情報にしても、入ってくるものが文字だけだとわかりづらい傾向があります。テキストなどに必要に応じて図が入っているのはそのためです。
ここで重要な事が、入ってきた文字情報から自分でイメージ(図)を描くのが得意な人と苦手な人がいると言うことです。
小説は苦手、漫画が好きという人はイメージを描くのが苦手な人が多いです。逆に得意な人は絵が無くてもどんどんイメージが湧くので小説を読むのが楽しい傾向があります。
言っても伝わらない場合、もしかしたらその相手は言語情報のイメージ化が苦手なのかもしれません。そういう場合は、必要に応じて図やグラフなど言語情報以外で補足して伝えてあげる工夫が必要です。
いずれにしてもコミュニケーションの成否は受け取る側が正しく受け取ったかどうかです。
「伝わらない」のは伝える側の責任というスタンスで工夫してみましょう。
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