部門目標設定の3つのポイント
以前の記事で、管理職(マネージャー)がやるべき仕事について取り上げました。
今回は、マネージャーの5つの仕事の1つめである目標の設定、特に部門目標の設定に関して取り上げたいと思います。
部門目標をたてるときに抑えなければいけないポイントは次のとおりです。
組織全体の成果と目標との関係を意識する
部門目標は何のためにあるのかを考えた時、最も重要な理由は組織全体の目標を達成することです。各部門がそれぞれ目標を達成することで結果的に組織全体の目標が達成される必要があります。つまり、組織全体の目標に貢献するためには何が必要かという視点をもつようにしましょう。
加えて、組織全体の目標は組織の成果から設定されているため、組織全体の成果も同様に確認しましょう。ちなみに、組織の成果というのは組織が得たいもの、目標は成果に期限と数値を設定したものです。
例えば、売上は成果、今期10億売り上げるというのは目標です。他にも顧客満足を成果とすると、今期のリピート率を前年比150%にするなどが目標として考えられます。
メンバーを参画させる
部門目標達成のために実際に仕事をするのは部門に所属する各メンバーです。つまり、メンバーの仕事ぶりにかかっているということです。そのため、メンバーを部門目標達成に参画させましょう。
そのためにまず、部門目標決定のプロセスに巻き込むことが重要です。マネージャーが一人で決めてメンバーに提示するのは避けましょう。
具体的には、下位部門がある場合は、下位部門の部門長を集めて全員で考えます。下位部門が無い場合は部門に所属するメンバー全員で目標会議を行います。
3つの領域を意識する
以下の記事で取り上げた3つの領域を意識しましょう。
組織全体の目標に3つの領域が盛り込まれていれば、自ずと部門目標も3つの領域をカバーするはずですが、そうで無い場合も含めて改めて、部門目標が3つの領域をカバーしているか確認してください。
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