人事評価制度を作るときに外せない視点
自社で作った人事評価制度を見させていただいたときや、アドバイザリー契約で人事評価制度の作成のサポートをさせていただいた際などに会社がよくやりがちな失敗があります。
実際、100%と言っても良いくらいに皆さんやってしまうこと。
それは人事評価制度を作る際の視点に関することなんですが、今回はそんな人事評価制度作成時に外せない視点に関してお伝えしたいと思います。
人事評価制度を作るときに外せない視点、それは従業員視点です。
自社で作った人事評価制度を見させていただいたとき、多くの場合最初に感じることが、「わかりにくい」ということです。また、アドバイザリー契約で人事評価制度の作成を支援させていただく際、こちらが情報提供させていただいたものをベースに、お客様が自社にあうように制度を作成し、その結果を確認させていただくというフローを取ることが多いのですが、その場合も同様に「わかりにくい」と感じることが多いです。
特にアドバイザリー契約の場合、元になっているものは弊社が提供したものにもかかわらず、「なぜ?」と思うような複雑なカスタマイズをされることが結構あります。説明を聞くとだいたいは納得のいく理由があるのですが。
いずれにしろ、少なくとも人事評価制度の専門家である我々が見てすぐに理解できないものを従業員が理解することは難しいかと思います。人事評価制度の主役はそれを運用する従業員です。主役である従業員が理解できない制度は効果的な運用など不可能です。
会社視点で色々な想いを詰め込んで作り込んでいくと、どうしても複雑になってしまいます。そのため、相当意識してシンプルに、簡単に、わかりやすく作る必要があります。
また、作成の途中、要所要所で従業員にレビューすることもお勧めします。そのタイミングで、わかりづらい点などが浮き彫りになったり、従業員目線ゆえに見つかる矛盾なども見つかることがあります。
ぜひ従業員の視点を取り入れたわかりやすい人事評価制度を作ってみて下さい。
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