「時間が無い」を言い訳にしない(させない)方法
社内で新しい取組をするとき、上司が部下に何かを言ったとき、自分自身でやりたいことやらなければならないことがあるとき、様々な場面で「時間が無いからできない」という理由で取り組まない、若しくは取り組めないという場面に誰しも遭遇したことがあるのではないでしょうか。
人事制度の運用においても必ず出てくる問題です。
しかし、この「時間が無い」という言い訳は少し見方を変えるだけでも解決することがあります。
時間が無いからできないという状況はそもそもどういう状況でしょうか。
例えば、朝から夜までびっしり予定が入っている日を想像してください。そんな日にそれほど親しくない知人からちょっと会って話ができないかと言う連絡が来たらどうしますか?おそらく、今日は予定が詰まってるので別の日にしてくれというでしょう。
では、ずっと片思いをしていた異性から同様の連絡が来たらどうでしょう。おそらくこの場合は何とか予定をやりくりして時間を作ろうとするでしょう。
いったいこの違いは何でしょうか。
それは優先度です。それほど親しくない知人は優先度が低く、片思いの異性は優先度が高いのです。つまり、時間の問題は言い換えると優先度の問題です。
やりたいことやらなければならないことで、時間が無くてできないことは、自分の中での優先度が他より低いだけのことです。
部下が「時間が無い」と言ってなかなかやってくれないことは、部下の中でその事の優先度が低いからです。
つまり、本当にやりたいなら、本当にやって欲しいなら、時間の問題と捉えるのではなく優先度の問題と捉え、なんで優先度が上がらないのか、どうすれば優先度が上がるのかという視点で考えてみましょう。
視点を変えるだけでも解決の糸口が見つかることがあります。
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