1. HOME
  2. ブログ
  3. 組織作り
  4. 社長が感じる組織の課題をリーダーと共有する方法

コラム

組織作り

社長が感じる組織の課題をリーダーと共有する方法

先日、こんなご相談がありました。

「会社の組織力をもっと上げたいので、リーダー層に課題を伝えているのになかなか理解してくれない…」

日々、組織全体を見ている経営者には様々な課題が見えてきます。ただしその全てが、経営者が自分一人で動いて解決するものばかりではありません。むしろ組織のマネジメントにおける課題は当事者、少なくともリーダー層を巻き込まないと前に進まないことが多いです。

そんな状況を打破すべく、口を酸っぱくして何度も伝えているにもかかわらず、イマイチ伝わらない、リーダー層が協力してくれないということはよくあるケースです。こんな時思い出してほしいのは、たびたびお伝えしている、①言うだけでは伝わらない、②第三者を活用するの2つです。

言うだけでは伝わらない

多くの経営者やリーダーがなぜか、部下にやってほしいことは言えば済むと思っているようですが、現実はそうではありません。もちろん、相手によっては言えばやってくることもあります。しかし伝える相手や内容によっても変わります。

まずワークスタイルという側面で見ると、人は「聞く」ことが得意な人と「読む(見る)」ことが得意な人に分かれます。読む(見る)派にどれだけ口頭で伝えても十分に伝わることはありません。そういう人には文書や数値、グラフなど視覚から伝えた方が早いのです。

また、エマジェネティックスという、脳神経心理学の分野において、統計学を駆使して作り上げられた心理測定(プロファイリング)ツールの視点でみると、人の思考特性は分析型、構造型、コンセプト型、社交型の4つからなり、それぞれの比率が人によって違います。詳しい説明は省略しますが、例えば社交型が高い人は〇〇さんが言ってるからやってみようという気持ちになりますが、低い人はそうはなりません。社交型が低い代わりに分析型が高い人だとすると、数値的根拠が無いとだめなのです。

このように人には生まれ持った気質というものがあります。これは右利き左利きと同様に、生まれ持ったもので、ある程度矯正はできますが根本的には変わらないものです。

このことからも「言う」以外の伝え方の選択肢を持つ必要があります。

第三者を活用する

悲しいかな、従業員は経営者の言うことを素直に受入れられません。同様に部下は上司の言うことを素直に受入れられません。子と親の関係に似ています。親から何度も言われて腑に落ちなかったことが、他人に言われて妙に納得したという経験は無いでしょうか。これと同じ様な現象が組織内にも起こります。

この現象は、組織内の人間関係が悪いほど顕著になるようです。これは、言われたことに簡単に賛同してしまうと、負けた様な気持ちが生じてしまうからとも言われています。本来は勝った負けたの話ではないのですが、組織内という閉じた関係でおかしな力関係が生じてしまうのでしょう。

そういう場合は、書籍、ルール、評価項目、著名人、外部のコンサルタントなど、伝えたいことを代弁してもらうとすんなり伝わることが多いです。

課題を客観情報にする

この2つを同時に解決してくれるのがエンゲージメント測定ツールです。

エンゲージメント測定に関しては以前の記事をご参照ください。

エンゲージメント測定ツールを使用すると、多くの場合、社長が課題に思っていることが数値として結果に現れます。つまり、①視覚情報として、かつ②社長の意見ではない客観的な情報として、課題が可視化されるのです。

加えて、これらの数値を上げていくことをチームの仕事化することで、社長一人で悩み、行動する必要はなくなります。従業員を巻き込んで、いえ、従業員が主体となって組織の課題に向き合い、解決に向けて行動してくれるようになります。

無料でエンゲージメント測定

弊社のおすすめするwevoxは30日間無料で利用できます。まずは一度、自社の課題を数値化してみませんか?

  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。

関連記事