コアチームを作る
知識労働者の生産性向上をはかるには、まず初めに、関係者全員の姿勢を変えなければならない。
(中略)
まず初めに、組織の中で変化を受け入れる用意のある部門や、知識労働者のグループを見つけることである。
(中略)
次に、この小さなグループによる実験をかなりの期間ねばり強く行っていくことである。P.F.ドラッカー『明日を支配するもの』
生産性を上げるために組織内で何かをしようとするとき、重要なのは関係者全員の姿勢を変えると言うことです。
これ無しで無理矢理推し進めても、やらされ感が強く、かつ保守的な層の反発に負けてしまいます。
まずは小さな単位で始めること。
最初は1人でも2人でもかまいません。一緒に進めてくれる仲間を見つけましょう。そこから粘り強く続けることにより徐々に広げていきます。
このように、社内で何かを始める時には次のようなステップを踏むことが大切です。
- コアチームを作る
少数の理解者を集め小さく始めた後、粘り強く続けます。
なかなか成果が出なかったり、反対派の圧力に負けそうになったりするかもしれません。
しかし、成果が出るまであきらめずに続けます。 - 組織の中で言葉の意味を統一する
組織内で何かを推し進めるには言葉の意味を統一する必要があります。
成果を出すと言ってもそもそも成果を出すとはどういう意味なのか。
職場を整理整頓すると言ったときどのような状態が整理整頓された状態なのか。
など、同じ言葉を聞いてもイメージする内容は人それぞれです。 - 正しい問いを使いこなす
言葉の意味の統一ができたら後は問いを使いこなします。
指示・命令ではなく、問いかけをします。
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