ある農夫の一日
いよいよ11月も中旬にさしかかりました。
会社には、年末調整の書類が届き、忘年会の予定が入りだしている方も多いのではないでしょうか。
いよいよ気忙しい季節になってきましたね。
数年前、あるセミナーでお伺いしたお話です。
ある農夫が、朝早く起きて畑を耕そうとした。
ところがトラクターの燃料が切れていたので近くまで買いに行ってきた。
途中でブタの餌をやっていないことを思い出して納屋に餌を取りに行った。
すると、ジャガイモが発芽しているのを発見した。これはいけないと思い、ジャガイモの芽をとっているうちに暖炉の薪が無くなっていることを思い出して薪小屋へ足を運んだ。
薪を持って母屋へ向かっていると、ニワトリの様子が変である。どうも病気にかかったらしい。とりあえず応急処置を施して、薪を持って母屋にたどり着いた頃、日がトップリ暮れていた。
農夫はヤレヤレ何かとせわしい一日であったと思いながら、一番大切な畑を耕すことができなかったことに気がついたのは床に入ってからであった。
このお話を聞いたとき、自分と全く一緒だ、と思って衝撃を受けました。
忙しく日々を送っていても、本当にやりたい事や、しなければならない事をしっかりと意識して、忘れないでいないと、結局少しも前には進めていないんですね。
このお話をいつも思い出して、忙しくなっても、自分の進む方向を見失わずに進んでいきたいと思います。
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