事業の大きさ
事業の定義が有効であるためには、成長し変化していけるだけの大きさのものでなければならない。さもなければ市場や技術が変化したときに簡単に陳腐化する。
P.F.ドラッカー『創造する経営者』
わが社の事業は〇〇である。
この言葉を考えた時、皆さんの会社では〇〇に何が入りますか?
ここに何が入るかはとても重要なポイントです。そして、この定義は定期的に見直す必要があります。
この定義の違いでその先の明暗が分かれた有名な事例が次の様な物です。
アメリカの鉄道会社は自らの事業を「鉄道事業」と定義していました。
その結果、後に普及してきた自動車による輸送にシェアを奪われて衰退していきます。もし、自らの事業を「輸送業」と定義づけしていれば、時代の変化に乗れたかもしれません。
一方、クレジットカードで有名なアメリカンエキスプレスはどうでしょう。
アメリカンエキスプレスはもともと輸送業からスタートしました。
しかし、アメリカンエキスプレスは自らの事業を「輸送業」と定義し、さらに後に「海外等に移動する人のサポート業」と事業を再定義したのです。
これにより、金融分野で基盤を築きました。
あなたの事業は何でしょうか?
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