1. HOME
  2. ブログ
  3. ニュース
  4. 厚労省 違法残業等で書類送検の企業名の公表を開始

コラム

ニュース

厚労省 違法残業等で書類送検の企業名の公表を開始

社会全体で『過労死等ゼロ』を目指す取組の強化の一つとして、
労働基準関係法令違反で書類送検となった企業名などを概ね1年間公表することが決定され、
今月10日厚生労働省のホームページ上で公表が開始されました。毎月定期に更新される予定です。

今回掲載されたのは、昨年10月から今年3月までに公表基準に該当した334件です。
労働基準法違反に限らず、最低賃金法違反、労働者派遣法違反、さらには労働安全衛生法違反なども公表の対象とされており、違法な長時間労働・残業代未払いなどの事案は約120件公表されています。
また、建設業や製造業などにおける労働災害防止の義務を怠っていた事案は200件を超えています。

「企業の法令違反に対する意識の改善につなげたい」というのが厚生労働省の狙いですが、
社会、顧客、関連企業、求職者等、様々な関係者に与えるイメージの低下を考えると、
公表によるダメージは小さくないでしょう。

<労働基準関係法令違反に係る公表事案>
http://www.mhlw.go.jp/kinkyu/dl/170510-01.pdf

<【参考】公表事案のホームページ掲載の基準>
http://www.mhlw.go.jp/kinkyu/dl/170510-02.pdf

  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。

関連記事