意思決定の最終段階
決定を行なう準備は整った。(中略)ここにおいて、何を行なうべきかは明かである。決定はほぼ完了した。しかし、まさに決定の多くが行方不明になるのが、このときである。(中略)
決定を延ばしすぎてはならない。数日、せいぜい数週間までである。
P.F.ドラッカー『プロフェッショナルの条件』
何かを決めることは、非常に論理的、技術的なプロセスです。そこに感情が関わる余地はありません。
しかし、やはり決めるのは人。最終段階で心が揺らぎます。なぜでしょうか。
何かを決めるということは、新しいこと、経験がないこと、予測不能なことに資源を投下するということです。
それはすなわちリスクを伴うことを意味します。
ここで重要なのは勇気です。これまでのしっかりとプロセスを踏んできたのであればこの決定は正しいはずです。仮に間違っていたとしても対応が可能なはずです。
先延ばしにしてはいけません。先延ばしにすると意思決定の前提となった様々な状況が変わってしまいます。
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