人は期待された通りの成果を出す
先日、あるコンサル先でのこと。
理念を浸透させようと一生懸命やっているが、思う様にいかない。
数名の社員が、意に反した言動をとるので困っている。
リーダーを置いているが、彼らの能力では、、、
本当に、色々工夫して仕組みやツールを作っておられるのに
肝心のところが欠けていて、すごくもったいないなと感じました。
私が感じた「肝心のところ」というのは
『リーダーや社員を信頼すること』
教育心理学の世界に「ピグマリオン効果」というものがあります。
この効果については、ある研究結果が発表されています。
その研究というのは、
学力が同じくらいの生徒を、二つのクラスに分け、
一方のクラスを担当する先生には、
「このクラスの子ども達は、めちゃくちゃ優秀だから、頼んだよ」と伝え、
もう一方のクラスを担当する先生には
「このクラスの子ども達は、できが悪いから、頼んだよ」と伝えた。
それから数カ月たったあと、テストをすると
前者の子ども達の成績が、ぐんと良くなりました。
要は、「人は期待された通りに成果を出す傾向がある」と言う事。
「リーダーとして能力不足だからな~」と思いながら接していると
『能力不足のリーダー』に育つ可能性が高くなるそうです。
私自身も耳が痛いところですが
まずは、部下や周囲の人を信頼するために
その人の「良いトコロ」を見付ける訓練から始めないといけないですね。
この記事へのコメントはありません。