利益の三つの役割
利益には三つの役割がある。
第一に、利益は事業活動の有効性と健全性を測定する。(中略)
第二に、利益は陳腐化、更新、リスク、不確実性をカバーする。(中略)
第三に、利益は(中略)事業のイノベーションと拡大に必要な資金の調達を確実にする。
P.F.ドラッカー『現代の経営<上>』
会計における利益は、売上ー経費という計算式で算出されます。
ここで言う役割とは、マネジメントにおける利益の役割です。
第一の役割は測定という役割であり、会計上の利益はこの役割の一部と言えます。
第二は、将来の費用という側面を表しています。事業活動において起こりうることに対する備えとしての役割です。
第三は、財務的な視点からのものであり、将来の資金としての役割です。
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