【傍楽チャンネル】3つの成果
傍楽チャンネルを更新しました。
今回のテーマは3つの成果です。3つの成果に関しては以下の記事でも解説していますが、補足も含めて改めてお伝えしたいと思います。
動画の概要
以前の記事でもお伝えしたとおり、個人目標の設定に欠かせないのが、会社の成果を明確にすることです。
また、個人目標の設定以外でも、事業活動において会社の成果の明確化は必要不可欠です。
組織のミッションを実現するために、誰にどんな価値を提供するのか。そして、組織として何を得たいのか。この、得たいものが決まらないと活動が具体的になりません。
ちなみに、成果という言葉の定義には注意が必要です。
ドラッカーマネジメントにおいて、成果とは「外の世界のける変化」です。
しかし、3つの成果における成果の定義は少し違います。これは、原文で使われている単語が違うためです。今回扱う成果は日本語で言うと業績という言葉に近いものとなります。
直接の成果とは
売り上げ、利益、顧客数などが代表的なもので、会社で目標設定をするときによく使われる指標です。
定量的で目に見えるわかりやすい指標と言えます。
価値への取り組み
原文では、価値の創造と継続的な確認という表現がされています。
価値というのは様々な意味がありますが、重要な2つをあげると顧客価値と組織の価値観です。
お客様にどのような価値を提供していきたいのかという顧客価値。
そして、組織としてどうありたいのかという組織の価値観。
直接の成果と違い定性的な情報です。
例えば顧客満足という言葉は顧客価値を表す代表的な言葉です。しかし、顧客満足をあげるという表現は具体性に欠け、幅が広すぎるため、具体的に何をすれば良いかイメージしづらい物です。
このように、定性的なの者なので測り方には工夫が必要となります。
例えば、インプットをはかったり、アウトプットをはかったり、定性情報そのものを無理矢理数値化してはかったりすることで、マネジメントすることができます。
簡単な事例として、ある飲食店で使われたおまあ指標というものがあります。
これは、お客様が「おいしかった」「また来る」「ありがとう」の3つの言葉を言った回数を数えるというものです。とてもシンプルですが、これらをはかることで、数を増やすにはどうすればいいかと言う思考になり、スタッフの行動が変わっていきます。
人材育成
人材育成も組織の成果の一つです。
売り上げや利益と同等で、指標を持ってはかる必要がある必要があります。
人材育成の目的は大きく2つ。
一つは短期的な目的として、今の組織の能力向上。もう一つは、長期的な目的として、組織存続のための次世代の育成です。
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