仕事の課題を解決する道具箱があったら
本棚がグラグラしています。
確認するとネジが緩んでいました。
さて、どうしますか?
例えば、道具箱からドライバーを取り出し、緩んだネジを締めるのではないでしょうか。
同じように、目の前にある仕事の課題を解決する道具箱があったら便利だと思いませんか?
実はドラッカーマネジメントが仕事の課題における道具箱の役割を果たしてくれます。
前回で事例で学ぶマネジメントが終わったので、今回は基本に立ち返って、そもそもマネジメントってどういうものなのかをお伝えします。
原理という道具
マネジメントを道具箱という表現をしましたが、中に入っている道具は仕事で使える原理です。具体的な方法論ではないことがポイントです。
方法というのは、目的と状況で決まります。他社や他人のやったことをそのまま真似ても成果が出ないことがあるのは、その会社やその人がやった方法はあくまで、その時点でのその会社や人の目的と状況から導き出されたものです。目的や状況が違う状態で真似してもそれは最適な方法ではありません。
しかし、その時の目的と状況からなぜその方法に辿りついたのかがわかれば、今の自分の目的と状況に照らし合わせた場合に、どういう方法が最適化を導き出せます。
これが原理を知り、使うということです。
方法は応用が利きにくく、原理は応用が利くという事になります。
つまり、原理を知り、使うことを身につければ、様々な状況に対応できるのです。
マネジメントの体系
ドラッカー教授は、組織における様々な原理を体系化しました。
一言でマネジメントと言ってもいくつかに分類されます。
例えば、4つに分ける場合、事業のマネジメント、仕事のマネジメント、人のマネジメント、セルフマネジメントです。
今目の前にある仕事の課題が、どこに属するのかによって、使う道具は変わってきます。
ドラッカー教授が原理の道具を整理して分類した状態でマネジメントという道具箱にまとめてくれたお陰で、使うべき最適な道具を見つけることができます。
マネジメントを使った事例
事例で学ぶマネジメントでご紹介した「組織づくりの原理原則」の他、その前作でもある「ドラッカーを読んだら会社が変わった!」がおすすめです。
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