募集しなくても採用できる会社を作る方法
前回のコラムで、「応募率を上げる採用募集の3ステップ」をお伝えしました。
採用募集において少しでも応募率を上げるための方法を3つのステップに分けてお伝えしています。この方法を実践していただくだけでも今より応募が増えるのですが、費用をかけて募集をしなくても採用できてしまう状態になるといいと思いませんか?
とある理由から一緒に働きたいという人が次々に来るので採用関連費がゼロという会社もあります。
そのために必要なことが、以下の記事でご紹介した長期の視点です。
3つのステップにおいてもそうなんですが、求職者に選ばれるために会社自体が魅力的であることが必要です。そのため、短期的な採用テクニックだけに頼らず、会社を魅力的にするための取り組みを並行して実施しましょう。今いる従業員が辞めないためにも必要な取り組みです。
魅力ある会社作りといっても手段は様々です。
弊社の場合は主に次の3つをおすすめしています。
理念・ミッションの作成
あなたの会社は何のために、どのような目的で事業活動をしていますか?
目的を言葉にしたものが組織のミッションです。
このミッションが特有であればあるほど、独自であればあるほど、あなたの会社は唯一無二の存在になります。同じ業種でも、事業活動に込められた想いは様々です。この「想い」に共感して応募してくる求職者は、一度入社したら辞めにくいという特徴があります。
前述の採用関連費がゼロの会社は、とても魅力的な特有のミッションを掲げており、それが地域に支持されています。そのため、一緒にはたらきという人が次々と現れるので、募集にお金をかけなくても良い状態になりました。加えて、そのミッションに共感した人がお客様としても来るため、広告宣伝費もかからないそうです。
人事評価制度の作成
各種の離職理由調査の上位に、人事評価制度への不満という項目があります。また、求職者も人事評価制度の有無を検討材料に入れる傾向があります。業績向上と人材育成につながる魅力的な人事評価制度は強い武器となります。
加えて、効果的な人事評価制度を正しく運用することで、離職防止にもつながります。
社員教育の実施
魅力ある会社になるには、そこで働く一人ひとりが魅力ある人たちであることが重要です。
効果的な社員教育を通して、魅力ある働く人を増やしましょう。
ところで、魅力ある会社というのはとても定性的な指標です。
あなたの会社の魅力度はどのくらいか、さらに言うと、課題があるとすればどこなのか(例えば、従業員のやりがいや達成感なのか、成長機会なのか、上司との関係なのか、給与に対する納得度なのかなど)は、感覚でわかったとしても、それが正しいかどうかはなかなか確証が付かないものです。
弊社ではこのような定性的な情報を定量化し、定点観測することをおすすめしています。
定点観測によって、組織内の異常をいち早く検知し、対策をうったり、組織の課題を明確にして対策を講じることで、組織力を強化することができます。
様々なツールがありますが、wevoxというエンゲージメント測定ツールをおすすめしています。
wevoxの詳しい内容や活用方法などご興味ありましたらいつでもお問い合わせください。
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