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コラム

組織のマネジメント

管理職のパフォーマンスを上げるために

あなたの会社の管理職(チームを率いるマネージャー)の仕事ぶりはどうでしょうか?

多くの会社で、大小は別として管理職の仕事ぶりに課題を感じている様です。管理職の仕事ぶりが満足行くものでない理由は様々ですが、原因として最もよく目にすることがあります。

それは、管理職につく人が自分がやるべき仕事、つまり管理職の仕事とは何かをそもそも知らないことです。

P.F.ドラッカーは次の様に言います。

マネジメントに共通する仕事については、科学的管理法(サイエンティフィック・マネジメント)の分析方法を適用することができる。まず、マネジメントであるがゆえに行わなければならない仕事を分離する。それらの仕事を要素活動に分解する。それらの要素活動の仕事ぶりを改善することによって、マネジメントとしての成果を向上させる。

マネジメントの仕事には基本的なものが五つある。それら五つの仕事が相まって、活力にあふれた成長する組織を生み出す。

P.F.ドラッカー『マネジメント〈中〉』

上記引用における「マネジメント」はマネージャーと置き換えてください。

つまり、マネージャーであるがゆえに行わなければならない仕事があり、それは基本的なものとして5つあると言うことです。その5つとは次の様のなものです。

  1. 目標を設定する
  2. 組織する
  3. 動機づけを行いコミュニケーションを図る
  4. 評価、測定する
  5. 人材を育成する

何をおいてもこの5つをやらなければならないという事をわかっている管理職がとても少ないという現状が、管理職のパフォーマンスが上がらない最大の原因です。

スポーツにおいて、優秀な選手が優秀な監督になるとは限らないのと同じです。優秀な選手が監督になった後も、選手時代と同じ事をしていては駄目だということは誰しも想像つくかと思うのですが、そんな人でも、自分が管理職になったらその事を忘れがちです。

まずは、管理職であるがゆえにやるべき仕事、管理職特有の仕事がある事を知りましょう。

個々の内容については改めて取り上げたいと思います。

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