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給与や休みなど待遇面の不満の原因は2つしか無い!?

「社員が給与や休みなど、待遇に対する不満が多い!」なんてことでお悩みではないでしょうか。一人や二人など、少数から不満が出る分にはまだいいのですが、社員の多数から同様の不満が聞こえるようでは赤信号です。

では、なぜこのような不満がでるのか。突き詰めると答えは2つしか無いかもしれません。

そのヒントとなるのが以前に書いたこの記事です。

待遇面の不満が出る原因は次の2つです。

実際に待遇が悪い

1つ目は本当に待遇が世間水準と比べて悪いということです。

特に、給与の金額と休みの日数は注意してください。

休みに関しては、1年が52週なので、完全週休2日であれば年間休日は104日となります。まずはこの数字がボーダーラインではないでしょうか。実際には、祝日や夏休みと年末年始休暇があればさらに増えます。実際、弊社のお客様で人件費のコストアップを最小限に抑えた上で、年間休日を大幅に増やしたところ、求人の応募が増え、定着率も上がったという事例もあります。

給与に関しては少なくとも世間相場を目指しましょう。世間相場との比較方法がわからない場合は、ぜひ給与診断をご利用ください。

待遇は世間並みなのになぜか待遇への不満が多い

この場合、「3つの欲求」であげたERG理論がヒントとなります。該当のコラムでも少し触れていますが、給与や休みと言った待遇面への不満は、実はひとつ上位の関係欲求の不満から来ている可能性があります。

ERG理論では、不満がある場合、ひとつ下位の欲求に矛先が向くとされています。待遇は生存欲求です。仮に、待遇が世間水準と比べても劣っていないのに不満が出るのであれば、ひとつ上位の関係欲求に注目しましょう。

社内の人間関係はどうでしょうか。組織のマネジメントは機能していますか?

関係欲求に関わる点がうまくいっていないことが待遇面の不満という形で現れているときは、待遇を改善してもあまり効果はありません。すぐに関係欲求への不満の原因を探りましょう。

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