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採用

中途採用成功のために企業がやっていること

募集しても応募がない、応募があっても質が低い、面接に来ない、辞退された、などなど、相変わらず企業の採用難は続いています。

そんな中、中途採用成功のために企業はどんな取組をしているのでしょうか。

マイナビキャリアリサーチLabの中途採用実態調査2022年版に次に様な調査結果が出ていました。

マイナビキャリアリサーチLab「中途採用実態調査2022年版」

調査結果によると、実施施策の上位5つは次のとおりです。

  1. 人事制度の見直し
  2. 採用ターゲットの明確化
  3. 選考基準の見直し
  4. 働き方改革の推進
  5. 研修・教育との連携

1位は人事制度の見直し

1位は前年より下がったものの人事制度の見直し。

人事制度の有無を気にする求職者は年々増えています。また、入社してからの離職を避けるためにも適切な人事制度の運用は必須と言っても良いでしょう。時間と費用はかかりますが、採用対策だけで無く、現有社員にも作用し組織全体にプラスになるため、実施効果は大きいです。

また、人事制度がある会社はその事を求職者にしっかりアピールしましょう。募集情報や自社採用ページに記載することで応募率が上がります。また、面接時に説明することで辞退率も下げることができます。

効果の高い人事制度の構築、適切な運用、しっかりとしたアピールの3つがそろうことが肝心です。

面接時に昇給のイメージを示す

さらに、この調査の人事制度には、待遇、雇用形態の見直しも含まれています。

例えば待遇。採用の大原則は自社の魅力を伝えてそれに共感してもらう人材を集めることですが、そうはいっても、給与や休みといった基本的な待遇情報も比較されるのが現実です。給与や休みの数など待遇面で他社と見劣りがないかにも当然注意を払う必要があります。

最近では異業種からの中途採用が活発になっている傾向があるようです。ここで問題となるのが、自社の業種が未経験の人材の中途採用における給与です。未経験だから安い金額からスタートしたとしても、その後の頑張りに応じてしっかり上がっていくように給与制度が設計されていて、かつそれが面接のとき示せるかどうかが重要になります。

「がんばったら給与もあがります」と口頭だけで伝えるのと、「うちはこういう所を評価していて、これをやってくれたらこんな感じで昇給していきます」と具体的な評価項目と昇給モデルのグラフなどを見せて説明するのとでは、あなただったらどっちの会社を選びますか?

多様な働き方ニーズに応える

もう一つが雇用形態の見直しです。

これは例えば、例えば今まで正社員とパートタイマーだけだったものを、短時間正社員や職種限定正社員、勤務地限定正社員など、ニーズに応じた社員区分を新設できないか検討しましょう。

従業員区分が増えると、それぞれ求められる行動は何かという評価制度の側面、それぞれの給与の差をどうつけるかという賃金制度の側面で制度を見直す必要があります。

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