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コラム

人事制度

従業員の行動を改善したいとき〜こんなときは人事評価制度!①〜

今回から、中小企業でよく見る課題のうち、人事評価制度で解決できるものを題材に取り上げてみます。

第1回目は、従業員の行動を改善したいときです。

従業員の働きぶりに満足している経営者はいない?

自社の従業員の仕事ぶりを見て、こんなふうに思ってしまう経営者は多いのではないでしょうか。

「もっとこうしてくれたら良いのに。」
「わかってないな 」
「もっと考えろよ!」
「悪くないけど 、おしい。」

経営者は多くの場合、ビジネスパーソンとして優秀です。そんな優秀なビジネスパーソンから見ると、従業員の働きぶりには様々思うところがあるのは自然なことです。もちろん、その中から良い部分にフォーカスを当てることが重要なのですが、そうは言っても悪い部分に目が行ってしまうのは人間の特性とも言えます。良い行動は承認しつつ、悪い行動は改善していくサイクルが重要です。

良い行動を増やし悪い行動を改善するには

では、良い行動を増やし、悪い行動を改善するにはどうすればいいのでしょうか。

一番簡単で手軽な方法は口頭で伝えることです。まずは良いことは良い、悪いことは悪いということは明確に伝える習慣をつけましょう。伝えないことには何も始まりません。

ただ、実際は言ってもなかなか改善しないのが現実です。多くの経営者が言っても言っても変わらないと嘆いています。そのため、口頭で伝えることに加えて、ツールを活用する必要があります。そのツールのひとつが人事評価制度です。

人が行動する原理

なぜ、人事評価制度が従業員の行動を改善するのでしょうか。その理由の鍵となるのが行動の原理です。

行動の原理

人が行動するには、次の3つの要素が必要です。

  1. 行動をやってみようと思うきっかけ
  2. その行動が出来る能力
  3. 行動してよかったと思える結果

1.きっかけ

どんな行動も何かしらのきっかけがあります。前述の口頭で伝えるというのもきっかけのひとつです。ただし、口頭で伝えるだけではきっかけとして不十分なため、言っても行動できないという可能性があります。経営者から見たら伝えているつもりでも、従業員からしたら何を何をしていいかわからないという状況になっていることは意外と多いものです。

実際、お客様の社員教育やエンゲージメント向上プロジェクトのサポートをさせていただくと、社長が「何度も言ってるのに」と言っていたことに関して従業員さんと会話すると、まったく伝わっていなかったという状況によく遭遇します。

2.行動

きっかけがあれば行動に移ることができるのですが、次の問題としてそもそもその行動をする能力があるかと言うことです。何をするべきかは伝わり、従業員も理解しているが、それを実行する能力が無い、あるいは足りない場合は同じく行動できません。あるいは、本人の能力の問題ではなく、行動の障害になる環境要因がある場合もあります。

3.結果

きっかけがあり行動する能力もあるのに行動が習慣化しないケースもあります。この場合は結果に原因がある可能性が高いです。やったけど何もいいことがなかったり、逆にやったら悪いことがあったりすると、せっかく良い行動でも1回きりで終わってしまいます。

例えば、従業員には自律性を持って仕事をしてほしいから、自分から考えて、決定して、行動してほしいと思う経営者は多いと思います。しかし、そう思いながら従業員が自ら考えて行動したことに対して否定したりしていませんか?

人事評価制度で従業員の行動が改善する理由

きっかけ、行動、結果の各ポイントを改善し、良い行動のサイクルを回しために人事評価制度はとても便利な道具です。

まずきっかけに関しては、評価項目や定期的な面談を通して、やるべきことを共有することができます。日常的に口頭で伝えるだけでは伝わらないことも、評価項目という明文化されたものがあるだけで格段に伝わるようになります。加えて、定期的な面談で評価項目の意味を共有し、望む行動を具体的にすることで、従業員は何をすべきかが明確になっていきます。

次に行動に関しては、きっかけのフェーズでやるべきことが明確になったことで、やるべきこととできることのギャップがやはり明確になります。つまり、自分に足りないものが明確になるので、足りない部分を補おうという行動のきっかけになるのです。その結果、自己開発することで能力が身につき成長につながります。

最後に結果に関しては、定期的な面談や人事評価の結果をとおして、良い行動をすれば良い結果が返ってくるという状態を作ることができ、従業員が良い行動を繰り返す動機づけにつながります。

まとめ

以上、今回は従業員の行動を改善したいときに人事評価制度が役に立つことをお伝えしました。自社の従業員の行動に課題を感じているのであれば、ぜひ人事評価制度の運用をしてみてください。

傍楽式人事制度

資料の内容

  1. 社員の行動が変化した理由
  2. 離職がゼロになった理由
  3. 社員の成長スピードが加速した理由
  4. 業績が向上した理由
  5. 同一労働同一賃金への対応
  6. テレワーク中の社員の評価がしやすくなった理由
  7. 傍楽式人事制度の特徴と期待される効果
  8. 提供サービスの詳細
  9. 導入事例
  10. よくある質問
    • コンサルティング会社の支援を受けずに、社内作業で人事制度構築はできませんか?
    • 人事制度構築を行なう 最適のタイミングはいつですか?
    • すぐにでもやりたいが費用が…

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