社員がすぐに辞めてしまう〜こんなときは人事評価制度!②〜
中小企業でよくある課題のうち、人事評価制度で解決できるものを題材に取り上げるシリーズ、第2回目は、社員がすぐ辞めてしまうときです。
社員の離職は重要課題
人手不足が慢性化した昨今、以前のように辞めたらまた募集すればいいという状況では無くなりました。多額の採用費をかけても応募がないということも少なくありません。
加えて、辞めてほしくない社員から辞めていくということも多くの会社が抱えている課題なのではないでしょうか。
辞めていく理由は様々です。離職理由に関する調査は数多くありますが、いずれの調査でも上位に上がっているものとして次の4つがあげられます。
- 仕事のやりがいが感じられない
- 人間関係の問題
- 労働条件への不満
- 自己成長が感じられない
これらの理由は、人事評価制度を適切に運用することで解決することができます。
仕事のやりがいが感じられない
やりがいの源泉は様々ですが、内発的動機付け理論によると「自己有能感」と「自己決定感」の2つが重要です。
内発的動機付けに関しては以下をご参照ください。
自己有能感を得るためのひとつの方法として、強みを生かして自分の仕事が誰かの役に立っているという貢献感を感じたり、成長しているという実感を持ってもらうことが有効です。人事評価制度を通して自分の強みを知り、仕事で生かすことによって成果につながります。その成果をフィードバックすることで貢献感を感じることができます。また、同時にやるべきことと出来ることのギャップを明確にし、自己開発をすることで成長を実感することも可能です。
加えて、自己目標管理を通してやることを自分で決めることで自己決定感を得ることが可能となります。
人間関係の問題
人間関係の問題の原因は多岐にわたりますが、共通の目的と適切なコミュニケーションでその多くが解消されます。
そもそもなぜ人間関係がこじれるのか。それはひとえに見ている方向が揃っていないからです。映画などで、対立していた国や勢力や人が、共通の敵が現れることによって協力するようになるという定番ストーリーがありますが、まさにこれと同じです。見る方向は敵である必要は無く、共通の目的、すなわち組織のミッションとそこから明確にされた成果、そしてその成果を得るための具体的な目標が効果的です。
加えて、日々のコミュニケーションがうまくいっていないと人間関係は少しずつこじれていきます。コミュニケーションは思っている以上に出来ていないという前提に立ってください。単純な会話量だけでははかれません。効果的なコミュニケーションの道具として人事評価制度は非常に有効です。
合わせて、マネジメント研修を行なうことで効果は何倍にもなります。
労働条件の不満
給与をはじめとした労働条件への不満は、実は労働条件そのものというよりも、なぜそうなったかということへの納得感の不足から来るものが多いのが現実です。
給料が低いという不満は、実際に低いからというケースもありますが、なぜその給与なのかという説明が不足しているケースが多いのです。
なぜその給与なのか、どうしたらどれだけ昇給するのかなど、給与そのものだけではなく納得感にもフォーカスしましょう。
人事評価制度を通して、自分の労働条件への納得度を高めることが可能です。
自己成長が感じられない
1年前の自分ができなかったことが今はできる。働く人にはこんな成長の実感が必ず必要です。
仕事のやりがいが感じられないでも書いたとおり、人事評価制度の運用を通して、自分に足りないものを明確にし、それをできる様にするというサイクルをまわすことで、成長を実感でき、かつ会社の成果に寄与する成長を遂げることができます。
まとめ
以上、今回は社員がすぐに辞めてしまうというケースに人事評価制度が役に立つことをお伝えしました。離職率の高さ、定着率の低さで悩んでいるのであれば、ぜひ人事評価制度の運用をしてみてください。
傍楽式人事制度
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