個人の目標と組織全体の目標
おそらく自分たちの仕事を全体の目標や成果に結びつけることは容易でないに違いない。しかし、そのような努力を抜きにしては、全体の目標や成果とは関係のない仕事に精を出すことになりかねない。
P.F.ドラッカー『マネジメント<下>』
企業で目標管理を導入すると、最初は目標を立てることに慣れていないため苦労します。
ひとつには何をどのような表現で目標として設定していいかわからないという理由があります。
さらに、会社目標から部門目標を立て、部門目標から個人の目標を立てると言うことを教えられ試みるのですが、職種や部署によっては自分の目標を会社の目標を結びつけることに苦労します。
しかし大変だとしてもその努力を惜しんではいけません。
目標設定をする能力も日々磨く必要があります。目標管理を導入してすぐはなかなかピンと来る目標を立てられないかもしれません。
しかし、実践を積み重ね修練することによって目標を立てることが楽しくなってきます。
では目標を立てることに慣れるまでは目標管理制度は苦しいだけでしょうか。
そんなことはありません。未熟な目標設定であっても、目標を立てずに仕事をしているときと比べるとはるかに成果があがります。
同じ1日8時間の仕事も目標を頭に置いて行うのとそうでないのとでは確実に人の行動は変わります。
まだ目標管理制度を導入されていない組織は是非チャレンジしてください。
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