組織の成果
組織の成果は、一人ひとりの人間の生活、人生、環境、健康、期待、能力の変化という組織の外の世界に表れる。組織がミッションを実現するには、あげるべき成果を明らかにして資源を集中しなければならない。
P.F.ドラッカー『経営者に贈る5つの質問』
「成果をあげろ」「結果を出せ」
組織内ではよくこのような檄が飛びます。
しかし、そもそも何を持って成果をあげたこととするのか、つまり自分たちにとっての成果とは何かを明確に出来ている組織は意外と少ないものです。
「売上を上げろ」「契約を取れ」など、主に数字上の要素を成果とか結果として会話がされることが多いかと思いますが売上や顧客数などはあくまで組織内部の指標に過ぎず、真の成果ではありません。
では真の成果とは何でしょうか。
真の成果は外にあります。
組織は社会に何かしらの影響を与える存在であり、社会の中で直接の接点であるお客様にどう変化してほしいのか、このことを明確にする必要があります。
このことを意識せずにただがむしゃらに売ろうとしても業績は伸びないのです。
自分たちが売る商品やサービスを利用してもらうことによってお客様にどのように変化してほしいのか。もう少し具体的に言うと、自分たちが売る商品やサービスはお客様の生活、人生、環境、健康、期待、能力のどこに、またどのように変化を起こすのか。
これらを一度考えてみましょう。
この記事へのコメントはありません。