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コラム

労務管理

モチベーションの源とは

職場においてモチベーションの源となる要因は様々です。

お客様に褒められた、尊敬する上司に認められた、給料が上がった、賞与がいつもより多く出た、など、種類も様々ですが人によっても何がうれしいかは様々です。

しかしこれらの要因が大きく2つに分かれることをご存じでしょうか。

アメリカの臨床心理学者、フレデリック・ハーズバーグは様々な要因を「衛生要因」と「動機づけ要因」に分けました。

この二つの要因の特徴は次の通りです。

二要因理論

衛生要因

満たされると一時的なモチベーションにつながるが、継続しない

しかも、満たされないと不安や不満につながる

例えば給料や休みなどが代表例です。

想像してみてください。来月から給料が5万円上がると聞いたらどうですか?おそらくうれしいと思います。頑張ろうと思うでしょう。そして翌月実際に5万円増えた給料をもらったときもうれしくて頑張ろうと思うのではないでしょうか。

さらに翌月の給料をもらったときもまだ少しうれしさと頑張ろうという気持ちはあるでしょう。しかし、3か月目くらいには代替の人が5万円増えた給料を普通に感じてしまいます。

つまり、給料でやる気を持続させるためには継続的に給料が増えていかないと駄目と言うことになります。

動機づけ要因

満たされるとモチベーションが継続的に高まる

こちらは仕事の達成感や、他者からの承認、自己の成長などが該当します。

これらは持続性が高く、かつお金と違って有限ではないので頑張り次第でいくらでも獲得することが出来ます。

 

このように、従来は主に給料などのお金でやる気を出してもらう方法が注目されてきましたが、徐々にそれだけでは難しいことが理解されてきました。

社内で動機づけ要因に分類される報酬を与える仕組みや組織風土を作って行きましょう。

 

 

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