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コラム

ドラッカー

なぜ強みを知る必要があるのか

わずか数十年前までは、ほとんどの人にとって、自らの強みを知っても意味がなかった。生まれながらにして、仕事も職業も決まっていた。農民の子は農民となり、耕作ができなければ落伍するだけだった。職人の子は職人になるしかなかった。

ところが今日では、選択の自由がある。したがって、自らが属するところがどこであるかを知るために、自らの強みを知ることが必要になっている。

P.F.ドラッカー『明日を支配するもの』

 

日々の仕事の中で、時間を忘れて打ち込んだ、自分では当たり前の事だと思っていたら褒められた、予想していなかった成功があった、など、誰しも経験があるかと思います。

これらはたいてい自分の強みを使って仕事をしたときと言えるでしょう。

人は強みを活用することで成果をあげます。

しかし、強みを生かした働き方ができるようになったのは人類の歴史上、まだ日が浅いといっても過言ではありません。

人が自由に働く場所を選べるようになったのはごく最近のことです。

しかし、自由に選ぶことができるようになったため「どこで」働くかということがとても重要になりました。

その「どこで」の手がかりとなるのが自らの強みです。自らの強みを知ることによりその強みを生かせる場所で働くという選択が可能となります。

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