機会をつかむ
最高のキャリアは、あらかじめ計画して手にできるものではない。自らの強み、仕事の仕方、価値観を知り、機会をつかむ用意をした者だけが手にできる。なぜならば、自らのうるべき所を知ることによって、単に有能なだけの働き者が、卓越した仕事をこなすようになるからである。
P.F.ドラッカー『明日を支配するもの』
人には誰しも一定のタイミングでチャンスが訪れます。
しかしそのチャンスを生かせるかどうかは、前もって準備をしているかどうかにかかっているのです。
ではどのような準備をすれば良いのでしょうか。
自らを知る
まずは自分自身を知ることです。
自分の強みは何か、どのような仕事の仕方が成果を出しやすいのか、どのような価値観をもっているか、この三つが特に重要です。
人は強みを使ってしか成果を上げる事はできません。それでいて意外と自分の強みを正しく知らないことが多いのです。
また、人には右利き・左利きと同じように、仕事の仕方においても生まれ持った性質を持っています。例えば、情報をインプットするとき聞く方が良いのか読む方が良いのか、何かを実行するとき綿密に計画するタイプかとりあえず動き出すタイプか、一人で仕事をしたいタイプかチームで仕事をしたいタイプかなど、様々な分野で人は違った仕事の仕方を好みます。
さらに、自らの価値観を知ることも大切です。強みを生かすことができ、仕事の仕方も自分に合っている、そんな仕事も価値観が合わなければ苦痛でしかありません。
所をうる
自らの強みをいかすことができ、自分に合った仕事の仕方ができ、価値観も合う、そんな場を常に探し、そこに自ら身を置くようにします。
組織の大きさ、有名かどうか、安定しているかどうかは関係ありません。自分の物差しで測るようにしましょう。
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